2016/07/07
島歯科医院の裏庭に小さなメダカの池があり
ます。昨年8月頃、そこにヤゴ(多分シオカラ
トンボ)を発見!近年とんぼは都会ではすっ
かり希少な存在となり、なかなか目にすること
が少なくなりました。そのヤゴがとんぼに羽化
する瞬間を子供に見せたくて、自宅で飼育して
いました。(メダカの天敵なので、池から隔離。
エサは主にスーパーで売っているしらすが便
利でした)
結局越冬して、最近やっとトンボになってくれ
てホッとしました。成功したのは6匹中3匹でし
た。新しい環境に慣れない個体はすぐに死ん
でしまいますが、慣れてくれれば比較的手間が
かかりません。 羽化に成功した1匹の様子を
どうぞご覧ください。
①6月30日。深夜2時2分。 背面から大きく
のけぞるように脱皮。このまましばらく動か
ない。大丈夫か? 刺激すると落ちそうだ。
子供をたたき起こして見せたが、怒られる。
次の日は仕事が休みなので、観察を一人続
けることにする。
② 2時24分。いつの間にか起き上がり、
離脱に成功。 しかし羽も尻尾もかなり短い。
③2時30分。尻尾と羽が伸び始める。
羽は折り畳み傘の様に?圧縮されている
④2時36分。ぷるぷるしながら、次第に
トンボらしい姿になる。後ろの壁の白い
線が、偶然にも身長の成長の目安になっている。
⑤2時45分。体長がヤゴ期の3倍以上にのびる。
羽に透明感が現れる。
⑥3時26分。羽と尻尾が分離する。
「早く寝なさい!」
と怒られる。
「もうちょっと待って」
とねばる。
⑦4時25分。尻尾と羽がさらに伸びて、
何となくしっかりしてきたようだ。
さすがに観察に疲れてきたので寝る
ことにしました。ケースのふたは開けて
あるのでそのうちに勝手に飛んでいくだ
ろう。
⑧6時40分。 羽が立派に広がっている。
まだ飛び立てないのか?いまだにふたに
ぶらさがっている。
⑨12時になってもまだぶらさがっていた
ので、 「もしかしたら出られないのか?」
と思い、ふたを開けたら風に乗って元気に飛ん
でいきました。 さようなら~。
皆様ご覧になって、楽しんでいただけたでしょうか?
また何か珍しいものがありましたら、ご紹介いたします。
歯磨きを忘れずに!
島歯科医院。